トップページ > タイのY2Kの危機
(1999年12月20日記載 2000年1月1日追加)
今となっては昔のことではありますが、1999年12月31日はヒヤヒヤして眠れませんでした。過去の遺物ではありますが、下記はその時の実況中継記録です。
西暦2000年1月1日の午前2時、心配していたライフラインは生きていました。
庶民に大切な銀行のATMの問題ですが、先ほど1月1日午後3時頃に実際に現金を引き出してみました。残念ながら?・・・問題無く稼動しています。願わくば桁が2つ3つ繰り上がって残高があれば・・・!!なんて期待を持ったのですが。やはりわずかな残高でした。トホホ!
タイ政府はY2Kの第1段症状として、12月24日〜25日にかけてのコンピュータートラブルを警戒告知していました。しかしながら何も起こらずに済みました。年末・年始の警戒は日本よりも厳しい物があります。
 電 気  水 道
元旦に停止する可能性があるとの報道です。Y2Kの対策済みと報じていますが、正直言って当日に停止しないと言う確証は何もありません。一部の高級ホテルでは、ドアロックにパンチカードを用いた電気式施錠が設置されており、退室は可能でも入室が困難となります。現在のタイは毎日涼しい日が続いていますのでエアコンを使用する事はありませんが、この期間の気温が上がればエアコン無しのホテル室内に居る事はできません。もちろん各大型なホテルには自家発電機を設置してありますが、復旧する間持ち堪えられるかが問題です。とりあえず旅行者の方でも、懐中電灯と予備電池の確保は必須です。 完全に停止する可能性大です。飲料水はミネラルウォーターですから生死に関わる問題ではありません。しかしながら、入浴は困難となります。各ホテルでは予備水を確保する設備はありません。入浴出来なくても体の清潔を保つ、ウェットティッシュや薬剤入りのティッシュを持ってくると良いでしょう。バンコクでは毎日天候観測史上記録的な寒い日が続いています。現在の気温ではとてもプールに入れるものではありません。プールで入浴は無理です。
 ガ ス  銀 行
タイでは公共ガスの整備がほとんど出来ていなく、もっぱらプロバンガスの使用です。したがってガスの問題はありません。 年末年始はATMも停止する予定です。Citi Bankや日本の銀行のキャッシュカードを使用して現金を受け取る事は困難となります。また、日本円⇔タイバーツの両替も困難になる可能性もあります。空港に到着したら、その場で両替をする事を勧めます。街中の両替所は機能を停止する可能性があります。
 クレジットカード  バンコクから移動される方
可能ならば使用を控えた方が良いです。コンピューターが受け付けない場合もありますし、逆に2重・3重の請求となる可能性があります。全ての支払いが現金ならば、Y2Kは心配ありません。 移動先への交通機間の再確認とホテル予約の再確認は絶対行って下さい。もしかすると予約は取り消されているかもしれません。
 ホテル  
入室の監理はコンピューターで行っていますので、やはり誤動作の危険があります。外出する際は、ホテルの鍵の代わりになる部屋番号入りのホテルネームカードを忘れずに携帯して下さい。帰った時に本人確認が出来なくてトラブルになるかもしれません。また、貴重品は室内に置かず、またセイフティーボックスも信用してはいけません。パスポート・全ての現金・帰りの航空券は常に携帯する事を勧めます。チェックアウト時の明細はきっちり確認して下さい。飲み物やルームサービス、特に電話の使用による請求に誤作動があります。
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