トップページ > 携帯電話事情
最新ニュース 2016年4月14日22:00のタイローカルニュースによると、本日一杯で停波予定のAIS/GSMは停波しないことになりました。(900MHz帯電波使用の入札問題再審議のため、停波を1か月の延長)
4月15日11:00現在、AISのGSMは正常に動いています。


AISは、2016年4月14日を最終日として2G(900MHz/GSM)のサービスを終了すると発表しました。これにより、旧型の携帯電話と3G登録していないSIMカードは使用できなくなります。
 (1) 携帯電話機の確認・・・携帯機の仕様説明書またはネット検索により、当機が2,100Mhzの
 3G対応機であるかを確認する。
 (2)SIMカードの確認・・・*545#(発信)送信すると、現在のSIMカードが3Gに対応しているか
 返信(英文)が来る。
旧型の携帯機は3Gに対応していないので、携帯機を新しく買い替えるか、またはDTACやTrueに同番号で乗り換えする必要があります。DTACとTrueは2Gを継続運用します。(2016年4月8日更新)
タイで使用する
ソフトバンク
携帯電話機の
トラブル
日本のシムロック解除済み携帯電話(ソフトバンク)をタイ国内で使用されている方で、2016年に入って「携帯電話機設定:自動または3Gネットワーク」では会話に不都合(音声が相手に届かない・音質が聞き取れない程に悪いなど)があり、技術的に理解ができた方はネットワークを強制的にGSMに変更する方法で使用してきました。
 [ 3G設定時の問題症状 ]※いずれもタイ国内同士の通話です。
  (×)ソフトバンク機(発信) → タイAIS機(受信)・・・日本携帯機の音声が無音で一方通行
  (×)タイAIS機(発信) → ソフトバンク機(受信)・・・相互に音声あり、使用に問題なし
  (×)ソフトバンク機(発信) → ソフトバンク機(発信)・・・相互に無音
  (○)ドコモ機(発信) → タイAIS機(受信)・・・相互に音声あり、使用に問題なし
  (○)タイAIS機(発信) → ドコモ機(受信)・・・相互に音声あり、使用に問題なし
 ※検証時点、全ての携帯機は電波レベルが同一(強)の状態です。

しかしながら、なぜソフトバンク携帯電話機に「携帯電話機設定:自動または3Gネットワーク」とすると不都合(ソフトバンク携帯電話機側の音声が聞こえない)が出るのでしょうか。

ソフトバンク携帯電話機側の音声が聞こえないと言うことは、、、
「携帯電話機から基地局に音声が送られていない」=「携帯電話機の発信電波が基地局受信の周波数に合致していない」のではないだろうか・・・。


[この症状の原因]※不確定ではありますが、トラブル要因の1つと考えられます。
携帯電話は同時通話のため、2つの周波数(受信と発信)が必要です。もし1つの場合はトランシーバーのように一方通行の送信を交互に行わなければなりません。一般的に2.1Gと呼ばれている周波数は、実際には2.1G(2,100MHz)と1.9G(1,900MHz)の2波が使われています。
固定基地局 2,100MHz/3Gの発信周波数
タイ AIS                     2,1402,155
タイ DTAC   2,1102,125
タイ True            2,1252,140
日本 SoftBank                             2,1502,170
日本 docomo                 2,1302,150

移動携帯電話局 1,900MHz/3Gの発信周波数
タイ AIS                     1,9501,965
タイ DTAC   1,9201,935
タイ True            1,9351,950
日本 SoftBank                             1,9601,980
日本 docomo              1,9401,960
上記チャートのように、日本3Gの帯域は2,130〜2,170MHzとなり、またタイ3Gの帯域は2,110〜2,155MHzとなります。もともとの規格が異なるので、実際に運用できるのは僅か25MHzのみとなります。特にソフトバンクとAISの合致はわずか5MHzしかありませんで、不具合発生の組み合わせとなります。
AIS基地局受信とソフトバンク携帯電話機送信の関係 
AIS基地局
受信周波数
   1,9501,965MHz
SoftBank携帯
電話機
発信周波数
           1,9601,980MHz
                   ↑(1,970MHz)
もし、この周波数でソフトバンク携帯電話機が音声を送信しているならば、AIS基地局は受信できないこととなる。
なにやら、この周波数の違いが原因のように感じます。
///// 最も相性が良いのはドコモ携帯電話機とTrue、逆に最も最悪な組み合わせはソフトバンク携帯電話機とDTACと言うことになります。 /////
例えTrueやDTACのシムカードを使用したとしても、結果として、ソフトバンク携帯電話機ではタイの各携帯電話ネットワークでも同じ症状が出ると思われます。近々AIS以外のSIMカードを購入して実験を行いたいと思います。この「発信周波数による実験と検証」について、今後も研究を致したく思います。(2016年4月16日更新)


AISシムカードを使い、ソウトバンク740SC、ドコモL-03Aでの実験結果は、いずれもGSMでの使用には問題ありませんでした。しかし
 --- ソフトバンク携帯電話機・・・3Gでの使用は完全に不可能
 --- ドコモ携帯電話機・・・3Gでの使用は3回の発着信に対して携帯電話機の送信不可
最終結果として、タイの3Gモードでは日本の携帯電話機は使用不可となります。
(2016年4月25日追記)

※携帯電話設計または開発経験のある方、ぜひお知恵を拝借致したく、「問合せページ」よりお知らせの程、よろしくお願い致します。
日本のような一般電話回線が整備されている国はとっても幸せで、こちらインドシナでは未だ有線電話の整備が完全ではありません。従って無線による携帯電話の普及が著しく発達し、各国の電話事情を大変発達させています。残念ながら、外人である日本人にとって簡単に月極め契約の携帯電話の取得は出来ません。日本人が取得出来る条件は下記の通りです。
  • 個人名義の場合パスポートと労働許可証の提示が必要。(観光客の取得は不可能)
  • 法人名義の場合、会社登記簿謄本と社長のパスポート・労働許可証が必要。
  • タイ人の友人か労働許可証を持っている日本人名義で購入してもらう。請求書も名義人に郵送されるので、きまずくなると使用が難しくなる。ホステス名義の人が多いようだが、別れた後のトラブルが多い。
以上のように、タイにタイ勤務の日本人でないと月極め携帯電話の契約は困難です。従って、多くの方はプリペイド式携帯電話を使用する形となります。
日本人でも簡単に買えて使えるプリペイド式携帯電話
購入に当たって必要な用件はありません。誰でも簡単に購入でき、その場から使用できます。シムカードの販売は、7-Elevenなどのコンビニで容易に購入できます。電話番号にこだわりたい場合は、マーブンクロンセンター(MBK)4階に、ゴロ合わせの良い電話番号のシムカート多く販売されています。携帯電話キャリア会社は、
  1. AIS ・・・ タイで最も契約数が多く、電波カバーが広く、殆ど不感エリアが無くタイ全土で使える。特に地方に行かれる方にお勧め。
  2. DTAC ・・・ AISに対抗して通話料が若干安い。電波カバーも頑張っているが、地方の田舎エリアでは入感が弱い。
  3. True ・・・ もともとケーブルTVの会社でしたが、携帯電話を買収してこの業界に参入した会社です。設備は新しいのですが、未だに都市部でしか使用ができません。有線インターネット回線の第1人者で、3G設備やWiFi設備拡張に積極的です。
  4. TOT ・・・ 固定有線電話会社です。日本のNTTに当たります。有線電話は最強ですが、携帯電話業界は初心者です。しかし3G電波の免許はいち早く取得しており、さすがに国直下の会社であると感じます。
通話時間や使用可能期間はプリペイドカードの購入金額により異なります。
購入した携帯電話に電話番号が登録されているシムカードを挿入して、電話会社につなぎプリペイドカード情報の入力をします。以上の作業が終われば通話可能です。
携帯電話会社と電波の種類
 電波の周波数によって、それぞれ利点が異なります。
  • 周波数が低い(850Mhzや900Mhz) ・・・ 波長が長いので電波の入感エリアが広く、中継基地やアンテナ設備が少なくて済む。しかし電波にムラが多く、会話通信には問題がありませんが、インターネット等のデータ通信には不利。
  • 周波数が高い(1,800Mhzや2,100Mhz) ・・・ 周波数が高くなってくると波長が短くなり、電波が光のような動きとなります。従って、中継基地やアンテナ設備が多く必要となり、携帯電話会社としては設備設置に大きな資本が必要となります。この電波の特質から、インターネットのようなデータ通信に有効です。
日本の携帯電話設備は、中継基地とアンテナ数を極度に増やして、高い周波数を使いかつ小出力で運営しています。しかしタイでは設備投資を小さくするために中継基地とアンテナ設備を少なくして、不感エリアを少なくするために低い周波数と大出力で運営しています。
通 信 方 式 周 波 数 適  用
AIS 2G W-CDMA 900Mhz ネット接続:EDGE/HSPA 遅い上に断続的
(2016年4月15日停波)
GSM 1,800Mhz  
3G W-CDMA 900Mhz ネット接続:不適 (2016年4月15日停波)
W-CDMA 2,100Mhz 2013年4月より運行
DTAC 2G W-CDMA 850Mhz ネット接続:EDGE/HSPA 遅い上に断続的
GSM 1,800Mhz  
3G W-CDMA 850Mhz ネット接続:最も不適
W-CDMA 2,100Mhz 2013年4月より運行
TRUE  2G W-CDMA 850Mhz ネット接続:EDGE/HSPA 遅い上に断続的
GSM 1,800Mhz  
3G W-CDMA 850Mhz ネット接続:最も不適
W-CDMA 2,100Mhz 2013年4月より運行
4G LTE     
TOT 3G W-CDMA 2,100Mhz ネット接続:最も最適
3GX 3G W-CDMA 2,100Mhz ネット接続:最も最適 通話国際発信不可
i-Kool 3G W-CDMA 2,100Mhz ネット接続:最も最適
一般的に購入が容易なのはマーブンクロンセンター4階ですが、ボディを新品にした中古機をつかまされる事もあり、破損・故障時の保証のある各電話会社の直営店で購入する方が良いでしょう。価格差は大きくありません。多少の価格差で保証の無い電話機を購入するより、正規版の新品を購入した方が損は無いでしょう。
電話機購入時に数々のプロモーションがあります。例えば毎月1,000バーツの基本料金を支払うと、2,000バーツ分の通話が無料となるなどのサービスです。
如何なる着信にも通話料はかかりません。
携帯電話の購入に当たって、電話機自体と電話会社契約のシムカード(ICチップカード)を購入する事から始まります。新規購入後に電話機を買え換える場合でも、電話機自体を購入してシムカードの入れ替えをすればその場から使用できます。
国際電話の着信と発信は可能です。着信に通話料金はかかりません。月極加入の発信の場合は、国際通話料が請求書に記載されて合計金額で支払ます。プリペイド式の場合は、その都度通話料残高より差し引かれます。
日本で言うPHS、タイのPCT携帯電話
一般携帯電話より基本料金や通話料が安いのがPCTです。但し現在ではバンコク都市部だけの使用が可能です。日本のPHS同様、自動車走行時の場合は通話が難しいです。電話機は小型・軽量で出力が微弱の為、リチームバッテリーの持ちは非常に良いです。

回線設定料(初回のみ)・・・800バーツ
電話機・・・
3,50010,000バーツ
月額基本料・・・
200バーツ
1回通話料・・・3バーツ
このPCTは一般有線回線の子機として使用される為、家庭や会社内の一般有線回線が必要です。従って自宅の電話番号02-123-4567だとすると、PCT携帯番号は02-123-4567/1となります。02-123-4567に電話すると電話会社のコンピューターが応答し、0を押すとそのまま自宅の電話を呼び出します。また0を押すとPCT-1号機を呼び出します。PCTを2号機、3号機、4号機と増やす事が可能です。

国際電話の着信発信が可能ですが、発信に関しては登録が必要です。また如何なる着信にも通話料の加算はありません。
Copyright ©1996- HELLO BANGKOK THAILAND All Rights Reserved.